さてどう書き出せばよいか指先が迷ってもう30分。こんな事もあるんですね。。
今日は若潮。決して良い潮回りではありません。しかし昨日だって長潮。潮のせいには出来ません
朝はそよそよかなり肌寒い。もう5月も半ばまできているのにジャケットの中には薄手のダウンを着込みます。干潮潮止まりからのスタート!さてさて今日の海は、、、?
オープングヒットは開始直後。肉厚のボディが躍り出ます。今日はお一人様で大名釣り。前回から1週と開けずおいでになったSさん。豊浦マガレイの魅力にハマったお一人です
相変わらずの良い引きを堪能されていました。とにかく良く引くんですよね。掛けた後、暫く竿をためてやらないと浮いてきません。ほんの微かなアタリの先にバットを絞る重量感、グイグイ下に刺さるマガレイ独特の引きは病みつきになること間違いなし!
次に訪れたこの引きは4時間後。ん?4時間!?
やってしまいました。言い訳はいたしません。事実だけをお伝えします。。
どこに移動してもうんともすんとも聞こえません。深場に浅場、流して止めて、小突いて浮かして引きずって。やれることは全て試し、微かなアタリを聞き続けました。今日に限ってゲストも不在。イシモチですら2枚だけ。たまに当たればカジカか砂か。マガレイの声は遠くなるばかり
しかしSさん慣れたもの。前回だって決して良くは無かったのに誘いだけは止めません。なにしろ針が水に入っていなければ掛かるものも掛かりません。よく熟知されています
マガレイは寄せて誘って喰わせる釣り。仕掛けが多く入っているほど魚は寄るし散りません。僕も竿を出しました
船長なんだから釣るんでしょ?なんて思われていますが、腕はあっても釣果は人並み。僕の竿はマジカルステッキではありません。開かない口に無理やり針をねじ込むことは出来ないのです
毎日沖に出ているのだからどこに魚がいるのかだいたい見当ついています。それなのにここに魚が居ないんじゃないの?なんて思ってしまうくらいお魚からの返答がありません
青物ならよくある事ですが産卵で寄る魚なんだから一晩で全て姿を消すとは考えられません。オスのカレイが見当たらない以上産卵に入ったとも考えられません。事実釣れないとは言え極稀にアタります。居なくなった訳ではないようです
船に揺られながら他愛もない世間話。竿を握る手は力緩く、穏やかな時間が流れます。お話に夢中になって釣れないまんまどんどん流してしまってゴメンナサイ
曇り模様がいつの間にか太陽が顔を出し、少し暖かくなった所でポツポツ釣れました。出れば全部良型揃い。これでは竿を置くことは出来ませんね
悪要因は潮、光、水温の3点セット。腕が悪いんじゃねぇ、潮が悪ぃんだ!と言えればスッキリしますがそれが言えれば苦労しません。一つ一つ丁寧に切り分けて出来る限り解決に向かう。やれる事はやりました。僕の完敗です
結果はこちらになります。最大で41cm。僕とSさんの二人分。ちっちゃいのは全部逃したわwなんて言いません。石とカジカはお帰り願いましたがこれで全部です
昨日あれだけ煽っておいてコレかよ(笑)と言われれば返す言葉はありません。しかし大喜びは出来ませんが渋いコンディションに挑んだ結果がこの釣果。船上では終始穏やかな空気が流れ、たまのアタリに一喜一憂、釣れればなんでも大喜び。掛ければデカイのは二人も承知しているので雑な釣りにはなりません
これが多いか少ないか?一枚一枚の重みは掛けた本人でないとわかりません。枚数では計れない魅力があります。帰り際に「また来るよ」と言って頂けたのがその証ではないでしょうか
今年から豊浦で船を出しているので例年のことは正直わかりませんが、地元の方が首をかしげてなんだべなぁ~と呟きます。恐らく異常事態なのでしょう。釣り人として掛ければビッグ!こんな釣りは大好きですが、、、。
それでも沖に控えているマガレイ艦隊は確かに存在します。このまま沖で産卵するとは考えにくい。なにか一つでもパーツが揃えば昨日のようなビッグラッシュがそこかしこで炸裂する雰囲気ムンムン!
チャンスは突然やってきます。ですが沖に出ないとチャンスを掴む事は出来ません。明日から潮変わり。産卵絡みなのでこれは大きなチャンスですよ!タメて爆発なんてよくある事です。釣れていないからこそ出る価値は十分あります!これをモノにしてこその釣り師。今すぐお電話を!
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