ヒラメってやっぱりよくわからないですね。本日船中40枚弱、竿頭は17枚、そのほとんどがワームでした
昨日はかなり渋い状況とお伝えしました。今日の潮は更に悪くなるのでもっと大変かと思っていました
しかし!ヒラメ相手に予測など無意味。。予測を覆す釣れ方にヒラメのギャンブル性を改めて感じる1日となりました
本日のお客様は室蘭からお越しのグループ。詳細は明かせません(笑)
ファーストヒットはマジカルパニック!
皆様以前からブログをご覧になって下さりマジカルパニックに興味津々だったご様子。初っ端から全員でマジカルアタック!
この方は早い段階で3枚マジカルゲット!その後ワームでも大漁ゲット!
ここ最近の傾向として以前より深めで喰うことが多く15メートルほどでも釣れていました。それ以上は手返しが悪くなるのでやりませんでしたがもっと深くても良かったかもしれません
昨日から感じていたいたことはとにかく潮の澄み方が半端じゃありません。8メートルでははっきりと、12メートルほどでも薄っすらと底が見えます
本日唯一顔出しOKのKさん。最後まで居残りの末ようやく掛けた1枚。とっても嬉しそうでした!垂らし釣りで3枚ゲット!
浅場に入って所でどうなっているか見せてもらっているとなんと!ヒラメがパクー。船が動いていないのとハリスが長い為にオオナゴが海底を這っていました。こりゃ釣れんやろ。。と思っていた矢先の出来事。貴重なバイトシーンありがとうございました!
釣果としては決して多くはありませんでしたが自分の釣り方を貫きました。終始楽しそうに釣っている姿は数字だけではないと実感しました。釣り方としても船が走っている状況だったらまた違ってきていたと思います
しかし観察していて感じたことはこれって管釣りのデジ巻きと同じでは。。(詳しくはおググり下さい)
観察していた時は海底に横たわる動かない死んだオオナゴがなにかの拍子にプルっと跳ね上がっていました。そしてまたボトムステイ。しばらくしてまたプルッ。するとヒラメが勢いよくすっ飛んできてパクーです
振り返ればKさんが今日掛けた魚はみんなが釣れていない時間帯ばかり。活性が落ちた所で通常の狙い方では口を使わない魚がリアクションで喰った感じです
意図してやっていたわけではありませんが結果としてデジ巻きっぽい状態になっていました。意図してやるとすれば、、吸い込みを考えるならメタル系では無理なのでショートヘビキャロやヘビーインチワッキーのロングステイからのワンアクションとか?うーん、ともかく新しい攻略の糸口になるかもしれません
なかなか苦戦していたJくん。ワームで釣れているなか慣れないマジカルパニックを使い続けていました
ワームがセットしてあるタックルも横にあったのです。しかし誘惑に負けずマジカルパニックを使い続けました
下船後なんで?って聞いたら「この釣り方ってここでしか出来ないじゃないですか。ワームはどこでも投げれるんで。今日はこの釣り方に拘りました」ですって!
実は今日のメンバーはこのJくんを除きショアヒラメのベテランばかり。Jくんはまだショアではヒラメを釣ったことがないそうです
ボートではなぜか竿頭になったりするらしいんですが話を聞いているとまだまだ釣りの経験は浅く、恐らくなぜ釣れたのかあまり理解がないまま釣れていたのでは?
事実、初めはビックリアワセやアワセ不足、ポンピングミス(シャクリ巻き)などで何度もチャンスを潰していました。しかしみんなからのアドバイスのお陰もあり終盤はマジカルパニックを自分のものにしていました。後半の二枚はご自分でも納得のクオリティフィッシュになったようです
今日だけでも大成長!こういった 釣り をする人は間違いなく上手くなります。今日覚えた事を他の釣りにも活かしてもっともっと 釣り を覚えて欲しいですね!
終盤のダブルヒット!
そしてこの人、本日の竿頭にしてマジカルアワーレコードの17枚を釣りあげたN蔵くん
室蘭ヒラメ漁業部の初期メンバーにして未だ現役で室蘭のショアヒラメラー。湾岸ミッドナイトのブラックバードみたいな存在です
ゲストも多かったですね!黄色いヤツも釣れていました
今日はマジカルパニックよりワームが釣れていました。僕が釣った感じでもワームに軍配が上がる普段ではあり得ない状況。いくらルアーに近いとは言えやはりマジカルパニックは生餌。ワームが釣り勝つ状況は特別でしょう
決して良い潮とは言えず風もない穏やかなコンディション。キャスティングの釣りが見事にはまった1日でした
なにが起こるかわからないヒラメ。釣り方だったのかご機嫌だったのか。。数字だけの結果で言えば昨日の釣果を大きく上回りました。勿論腕の差もあり誰でも釣れたわけではありません。この辺りもギャンブル性の高さが伺えます
まだまだヒラメシーズンは始まったばかり!あらゆる釣りに対応します。ご自分の釣り方で豊浦のヒラメに挑戦してみてください\(^o^)/
フェイスブックのメッセンジャーでも予約承ります。お気軽にご予約お問いあわせお待ちしております(*´∀`)
今日のヲタ話
本日竿頭を獲ったN蔵くん。先日のたっつぁんと共に室蘭で出会いました。初めはトッキー隊長の釣り方を盗み見て室蘭ショアヒラメを覚えたそうです
そして現役の室蘭ショアヒラメアングラー。今日改めて感じたのは釣りが「上手い」
上手いと言っても色々ありますがなにが凄いってまずチャンスを潰さない。アタったヒラメはほぼ獲るし手返しが全然違います
釣る人って別に特別な事をする訳じゃないんですよね。N蔵くんで言えば昔から変わらないワームで変わらないリグ、釣り方も変わりなくテキサスのスイミング。スタイルとして出来上がっています。勿論タイミングを見てワームチェンジくらいはするのですが恐らく自分のリズムを整える程度の行為です。釣れるリズムが身に付いている人には微調整程度のものでしょう
ウチの船はお客さんが掛けた魚は僕が取り込んで針を外し〆るのですが針が外れたら即投げる。〆てる間にまた掛ける。普段は出来ませんよね~(笑) 時合と見れば無駄のない動きで釣り続けます
何枚か釣ってる中で針を外す際にラインが切れました。僕がネットに絡まないようにラインで魚を吊るしたせいですがそれを見て「ここで切れたか」と一言
要するにラインチェックをしているのにワザと見逃してまで時合を逃さ無かったってことです。限界を知っているから出来ること。やり取りも慎重にしていたでしょう。ワームだって釣れてる時合には少々ボロくなっても変えません。手返しってこういった細かなことの積み重ねなんですね
カレイ釣りでも大会に出て結果を残すようなタイプの達人は似たようなことをします。技術とは細かなことの積み重ね。たまたま結果として数字に出てしまいましたが決して数字だけでは計れない上手さがあります
澄み潮の謎
ボートヒラメでは疑似餌が生餌を圧倒的に上回ることはあまりありません。こういった特異日に当たるとなぜかが気になって仕方ありません。僕なりに考察してみました
昨日今日といつもと違った豊浦の海。キーポイントは異常な澄み潮。12メートルラインまで底が見えているのは通常あり得ない状況です。勿論魚からもボートが見えていたと考えました
マジカルパニックは投げるとは言えやはり喰わせるのはボートの下。寄せてこられた魚はボートの影(と言うかボートそのもの)が見えていて警戒したのではないでしょうか
ワームでならボートからかなり離れた所で喰わせられます。実際足元付近よりも遠くでばかりヒットしていました
もう一つの要因がスピード。昨日も釣れていたのはリズミカルなバケの釣り。海中では餌がかなりのスピードで動きます。ワームも基本的にはスピーディーな巻きの釣りです
マジカルパニックは基本スローな釣りです。ここまでの澄み潮ではスローな動きは見切られていたように感じます。ただでさえスローな釣りなのに水深があればあるほどゆっくりした動きしか演出できません
普段であればボート際でもスローな釣りで喰わせられるマジカルパニックですがボートに怯えてしまっては逆効果。リアクションで喰わせられるバケなら帳消しになったかもしれません
澄み潮では小さなワームでも魚に見つけて貰えるチャンスがあります。ワームに比べてボリュームがありサイズでアピールするマジカルパニックのメリットが一つ消されてしまいます。そして遅い動きも相まって見えすぎる故に見切られたパターンだったのではないでしょうか
2オンスのタングステンシンカーに4インチのワームだと一撃で喰いました。試しに1オンスの鉛シンカーに6インチのワームを投入したのですが釣れませんでした。大きくなれば沈下スピードもスイミングのスピードも遅くなり深ければ深いほど顕著になります
以上のことから今日の正解はメタルジグだったのではないでしょうか
遠投が効きシルエットが小さくて強いフラッシュは遠くからでも見つけてもらいやすい。スピードあるアクションはリアクションバイトを誘発しやすく透明度が高ければ捕食のヘタなヒラメでも追いきれた、のではと。。
しかし僕がジグの釣りが苦手な為に検証にならなかったでしょうね^^;
釣りに正解はありませんが知りたい欲求はあるのです。しかしそんな事は釣りヲタだけが考えれば良いこと。今日のKさんやJくんの釣りを見ていたらどうでも良いことですね(*´∀`)