週末はソイ&サケ貸し切り。ソイは順調、サケ不発、カレイ準備完了!
先ずは土曜日。南西の風の予報で微妙な判断が必要な日でした。ご予約頂いていたお客様や問い合わせして頂いた方に良くないのでどうしますか?とお聞きして出戻り早上がりOK!のチャンレンジャーのみ来て頂くことになりました
結果としては昼前までベタ凪に(^^;
嫌な予報でしたが出られるかも?との直感はありました。しかし予報を優先するようにしています。来られなかったお客様、申し訳御座いませんでした
朝一フィッシュ!
以前ヒラメで来られた時もタイミング良くめっちゃ釣れる日でした。今日も釣り運大爆発!加藤誠司さん似のSさん
ここの所釣り運に見離され気味だったMさん。2連続で当たりを引きました!
この日絶好調だったSさん。ほとんどこのピンクタイラバで釣っていました
このタイラバは一工夫凝らしてあって、市販の物と比べて大きな針が装着してありました。ソイ針18号くらい?
潮止まりまではかなりのハイペースで釣れていましたが潮が止まってから失速。後半は拾い釣りとなりました
季節が冬に近づくにつれて魚の数が増す一方でナーバスになって行きます。釣り方やタックルバランス、ここぞと言う時に仕掛けが入っているかなど釣果に差が出てきます。シビアだからこそ面白い!と思えないとやり切れないことも
これからがシーズン本番。越冬に向けて脂の乗ったソイは正しく絶品!多彩なゲストも待っています。是非挑戦してみて下さい(^^)/
さて日曜日。この日はサケ狙いのチャーター便となりました
開始早々キ、キター!と船を騒がせたのはこちらの子ゾイちゃん(笑)タモを持つ手の力が抜けました
順調にソイを連発(^^;ドキドキは味わえましたね
流石に続くと苦笑い(^^;
はい、今回もサケは不発に終わりました(^^)/
今日も豊浦前には船が一杯。わざわざ室蘭から何艘もの船が押し寄せていました。別にここで頻繁に跳ねがあるわけでは御座いません。噴火湾をぐるり見回ってここに辿り着いたのでしょう
しかし跳ねは無いものの釣れています。一日豊浦前で粘った船は1~4本ほどの釣果を上げていたようです。跳ねを追わずにじっくり垂らしていれば時々釣れるみたいですね
もう何年も跳ね打ちが成立しない状況が続いています。勿論上手く群れに当たればまとめて釣れる事もあるようですが、以前のようなお祭り騒ぎはほとんどありません
一本跳ねたらその下には100本居る!なんて言われた時代は遠い昔。今日も数回跳ねを見つけて狙いましたが釣れる事はありませんでした
しかし居るんなら釣れるはず。どの水深をどのタイミングで泳いでくるのかわかりませんが、上手くサケの目の前に針が届けば高確率で食ってきます。運以外の何物でもありませんが、スレっからしの岸からよりは期待値が高い釣りです
幸運にも大きな群れの跳ねに遭遇すれば大量ゲットのチャンス!夢のような入れ食いもその場に居なければ絶対に巡ってきません
暫く豊浦前で粘りましたが今日は結果は出ず。跳ねを探して礼文華方面に走りました
ナイスマガレイ!
今日なんとなくカレイ仕掛けと潮イソメを持って出てきました。みんながサケを狙っている間になんか釣れないかなーと
沖ではほとんどアタリはありませんでしたがアカガレイとソウハチが釣れました
跳ねが見当たらなかったので浅場のポイントに入ることに。傍らでカレイ仕掛けを入れていたらポツポツカレイが釣れ始めました
なぜかイソメを持参していたようで一人、また一人とカレイ釣りを開始。最後にはほぼ全員カレイ釣りに(^^;
ブラーにパワーイソメでゲット!
こちらはワームで。40オーバーのイシモチでした
初心者の彼にマジカルヒット!みんなが見つめる中壮絶なファイトの末カジカが上がってきて解散ー、のワンショット
その後何枚もカレイを釣っていました(^^)/
何となく流れで突入したカレイ釣り。序盤は良い型のマガレイがポツポツ上がりました
特別ポイントを厳選した訳ではなく、サケ釣りの横でなんとなくやっていると釣れた感じです。いざ狙うと中々釣れないんですよね(^^;
潮なのかポイントなのか。潮止まり以降はマガレイが減ってイシモチ中心に。40クラスが数枚上がりました
数も型もまだまだですががカレイ釣りを堪能しました。元々大量に釣れる海域ではありません。絶景の秘境エリアをバックに極小のアタリを取る。侘び寂びですね(*^_^*)
さて今後の予定です。明日明後日とシケですが水曜日から良い予報です
水曜日は沖根メイン、木曜日は釣りモノ未定ですが出船予定。金曜日はまだ予約がありません。チャンス!サケでも沖根でもカレイでも。人数揃った釣りモノで出船します。週末は共に満船です
シーズン終盤に向けて釣りモノが増えてきました。オススメは沖根&カレイ。サケ釣りは粘りの釣りになります。寒さが厳しくなってきますがお魚は元気に!ご予約お待ちしております
フェイスブックのメッセンジャーでも予約承ります。お気軽にご予約お問いあわせお待ちしております(*´∀`)
タイラバの針について
通常タイラバはマダイを釣る目的で販売しています(当たり前ですが)
マダイを狙うに当たって難しいのは針を口に掛けること。北海道に似た魚が居ないので説明が難しいのですが、タイの口の構造上、針の掛かる部分がカンヌキかクチビルくらいしかありません
タイラバを使った釣りはカンヌキに掛けることが難しく(引いて釣るので反転しにくい)口に針が入っても掛からない。なのでラバー付近をもちゃもちゃやってる間に運良くクチビルに針が掛かるのを祈る釣りです。合わせちゃダメ!って聞いたことありませんか?
ですから針先がクチビルに絡みやすくするのに軽くて小さな針が装着されています。大きな針だと歯の裏側に針先が回ってしまうので掛からないのに針の存在がバレてしまう、要は釣れないとなります。
普通なら針掛かりを良くするのに大きな針を選びますが、大きな針では掛かって欲しくない(掛からない)所に針が当たります。口の中では針が掛からないように小さな針を選ぶ。釣る為に針が掛かり難くする好例ですね
余談ですがカレイで使うチヌ針。要はクロダイを釣る針ですが、狙うサイズに対してかなり小さい針を使います。タイだけあってマダイと同じく針掛かりしにくい口の構造を持っています。
クロダイ釣りは基本的に糸にテンションを掛けない釣りばかりなのでカンヌキに掛かる率が高いのですがやはりクチビルに掛かる事を想定して小針中心に使用されます
しかしサイズもデカけりゃ引きも強い魚です。伸ばされないように針サイズに対して太軸にしてあるのが特徴。ほとんどのチヌ針にヒネリが入っているのもクチビルに掛かる事を願ってのことでしょう。僕の好きな針の一つです
また余談が長くなってしましました。タイラバの針について
市販のタイラバの針はソイを釣るのに適していません。要するに小さすぎるのです。そもそもタイとソイでは捕食形態も掛ける部位も全然違う魚です。針が合わないのは当然です
タイを釣る仕掛けなのでそのようにパッケージして売っているのは仕方ありませんが、もしソイラバとして商品化するならあんな小さな針は装着されないでしょう
最近のタイラバはめちゃくちゃ小さな針が装着されている場合があります。(ダイワのてんとう虫の奴とか)これではソイに掛からないか、掛かってもバレてしまいます
勿論小針が悪いとは言いません。特徴を理解してそれに合ったタックルと合わせ&やり取りをすれば良いのです。しかしソイにタイラバと聞いて吊るしで使うには針が小さ過ぎるのは事実。魚に合わせた針を選択するのは当然と言えば当然です
今回タイラバで好釣果を上げたSさんは電話口で沖根の釣りについてちょこっと聞いた事を元に針を交換して来られました。それが見事大当たり。最近のタイラバ使いの中では別格の釣果になりました
Sさんはつい最近青森までタイ釣りに出かけたそうです。そこで直にタイに触れてなぜタイにはこの針を使うか、ソイにはどんな針が良いかを考えて・・・かどうかはわかりませんが、とにかくソイを釣るんだから針は変えておこう、と考えたのは事実でしょう
針選びは魚の捕食形態と口の形状に合わせます。ソイはデカい口でガバっと吸い込むんだからデカい針が良いんです・・・と言い切れないから針選びは難しい(笑)
もう一つ重要なのは餌に合わせること。矛盾しますが胴突き仕掛けでオオナゴを使う場合は小さな針を選択します
アホゾイ相手ならデカ針でも良いんです。市販のソイ針はだいたい大きいですよね?しかし噴火湾のソイはちょっと賢い、、と言うか狙う時期的に活性が低かったりボケっと群れで居る所に針を垂らすので簡単には喰いません。死んだ小魚を針に引っかけて鼻先に垂らす釣りです。余程のアホでない限りデカい針では騙されないでしょう
餌釣りは好条件が揃えばば簡単に喰うし条件が悪いと途端に喰わない。経験ある人いませんか?そんな渋い時は針のサイズを下げてやるのが効果的。より自然に漂わす事によって喰いが良くなることがあります。他にもヒネリの有無、ハリスの長さ等工夫を凝らせば低活性時にも釣果を伸ばせるでしょう
今回は餌釣りでは無くタイラバのお話。吊るしのままじゃ針が小さいので大きな針に交換するとフッキングが良くなるお話でした
しかし単純にデカイ針なら良いかと言うとそんなはずもなく。基本的に垂直に上げてくる釣りなのでラバーに針が隠れやすいですがデカ過ぎは考え物。バランスは重要です
タイラバはガヤやヤナギも一緒に狙える欲張りルアーです
タイラバはそのままではボリュームが足りません。トレーラーとセットで使うと効果抜群。イカゲソやホタテのヒモ、イソメなどをセットすればガヤやヤナギ、ワームなどでボリューム(長さ)を稼げばソイ、とどちらも狙えるのが特徴です
ソイオンリーで狙うならインチクやワーム、その他も一緒にならタイラバ、と使い分けると釣りに幅が広がります
そろそろ沖根シーズン本番。僅かな違いが大きな差を生む、難しくも面白い釣りが待っています。豊浦の魚に遊んでもらいに来てください!