12月に入って本格的な冬シーズンを迎えます。冬なので寒いのは当然。しかし寒くなるほど釣れる魚が居るのも事実
快適な釣りをするには防寒対策が必要になってきます。今回は僕の使っている防寒グッズを紹介します
先に今週の予定!
まず明日木曜日。なんとか朝の内は沖に出られそう!後半はカレイ釣りになるかもしれません
今時期少しでも沖に出られればマジカルチャンス!乗った事があるお客様は後半にカレイ釣りを持ってくる意味を理解して頂けると思います( *´艸`)
そして週末。土曜日も同じような予報になっています。まだ少し空きあり
日曜日はチャンス!今の所良さそうな感じ。空きあります※埋まりました
週末出られるチャンスは貴重です。お電話はお早目に
どの日も午前中一杯沖に出ていられる保証がありません。朝は良くても昼にかけて吹き出すことのほうが多くなってきます
抑えとして後半はマガレイ釣りになることも。釣れ過ぎで移動することもありますよ(^_-)-☆
さて本題の防寒対策について
僕は京都出身の8月生まれ。暑さには超強いですが寒さにはめっぽう弱い(^^;しかし冬はスノーボードで雪山に。真冬の釣りも大好きで厳冬期の釧路川に一日居ることも。防寒対策には人一倍気を使います
そんな僕が20年北海道の雪山で過ごした経験を含めて防寒対策についてまとめてみました
船の上では雨が降らなくてもずぶ濡れレベルで波を被ることがあります。なので最低カッパは必要!濡れてしまえばどんな防寒対策も無意味に終わってしまいます。先ずはカッパッパ!
服は着ればだいたい暖かく出来ます。どんどん重ね着すれば身体が冷えることはありません。しかし身動き出来ないほどの重ね着は釣りの邪魔になります
船の上でも基本的なレイヤードシステムでクリアできます
レイヤードシステムとはアンダーウエア、ミッドウエア、アウターウエアの重ね着の事
平たく言うと肌着、服、上着ってところでしょうか
僕の場合はアンダーに化学繊維のロンT(ヒートテックみたいなの)、ミドラーにTシャツか薄手のフリース+ダウン、アウターに中綿入りの防寒防水ジャケット。脚側も似たようなものです
ポイントはアンダーウエアとダウンジャケット
先ずはアンダーウエア
化繊のシャツとタイツは必須です。最悪濡れても乾燥が早いのが特徴。ここが綿製品では何時まで経っても濡れたままでどんどん体温が奪われます。この手の物はユニクロや最近ならホームセンターや作業着屋さんで多数取り扱っています。値段も安くなっています
20年ほど前はロンT一枚5.000円くらいしていましたが、今なら2.000円を切る値段の物でも十分な性能があります
耐久性は高く、物によっては10年くらい着れるものも。今着ているシャツは多分20年くらい着ています
タイツは耐久性に乏しく年2枚程度消費します。スノーボードでも着ているのが問題なのかも(^^;
もう一つがミドラーのダウンジャケット
街で着るようなおしゃれなモコモコしたものでは無く薄手で中に着るタイプ。ユニクロのウルトラライトダウンが有名
僕はユニクロのとボルコムのを使い分けています
ダウンは体温を貯めこんでくれるので中に着るのに最適。しかし風には弱く、アウターで防風をしないと全然意味がありません。寒さに応じてダウンの下にTシャツや薄手のフリースなどで調節します
アンダーとミドラーさえばっちりキマればアウターは風や水を防げればなんでも良いわけです。釣りの場合はほとんど動かないので防水と防寒をメインに中綿入りにしています。スノーボードなら汗をかくこと前提なので防風と透湿性の優れたアウターをチョイスします
しかしいくら良いものを選んでも押させる所を押さえないと全てが水の泡。着れば着るだけ暖かいとはいきません
ここからが本題。ポイントは「栓をすること」
上の画像の物は手足と頭、要するに身体の末端部分を覆うアイテムです
服は着れば暖かいわけではありません。大切なのは体温で温めた服の中の空気を逃がさないこと
ダウンやフリースは素材そのものに暖かい空気を逃がさない機能があります。しかしウエアの中の空気が逃げてしまえば体温で温度を上げ続けなくてはいけません
具体的には首元と手脚。ここをきっちり処理することで快適な防寒システムが出来上がります
ウエアの中で温められた空気は首回りから逃げていきます。ここに栓をすることで暖かさが持続できると言うわけです
街ではマフラーでも構いませんがアウトドアでは危険がいっぱい!なにかに絡まり不意に首が締まって死亡するかもしれません
フリースで出来たドーナツ状のネックウォーマーで構いません。とにかくウエアと首の隙間を埋めること。栓をする、蓋をするって感じですね!
僕のはバラクラバと言って頭の先から首まで目以外の部分が覆われたフェイスマスクを使っています。体温を逃がさないようにするには徹底的に素肌を覆い尽すことが重要です
特にプロので扱っているこの商品。年間3個くらい買っています。値段は2,000円しないくらい
基本的に毎日使うので洗い替えが必要です。縫製が少し甘く、目元がほつれることも。顔に触れるものなので使い込むと肌触りが悪くなるので適当に交換します。普通の防寒用になら一つあれば十分
ネックウォーマーやフェイスマスクはウエアの空気を栓をするアイテムなので暑くなれば栓を開ければ良いのです。栓の開け閉め、要はネックウォーマーの着け外しで中の服はそのままに防寒レベルを上下出来ます
最悪タオルでも良いので首回りを覆うアイテムは用意しましょう
素肌を覆うことが防寒のカナメです。しかし手を使う釣りではゴツイグローブだけでは釣りになりません
僕はとにかく手が弱い(>_<)他の人と比べて特別弱いような気がします。他の人が素手で釣りをしていても僕は痛くて全然無理、餌がつけられない糸が結べないなど不都合だらけ。なので手袋には異常に気を使います
上の画像は僕が日常的に使う手袋達
左上の青いのは最近流行りのテムレス。基本の作業はこれで行います。防水はもちろん柔らかくあまり蒸れない、と良いとこ尽くしの一品。脱ぎ履きしやすいのもポイントです
黒いグローブは釣りの時に履くグローブ達
下段のはダイソーで売っているフリース手袋です。釧路川ではメイングローブ
シーズン前に10セットほど大人買いしています。作業性は抜群ですが濡れたらアウト。予備も含めて船に3セットは持ち込んでいます
普段着のジャケットのポケットや車の中なんかに忍ばせておけば何かと便利です。値段が安いので無くしてしまっても諦めがつきます
ダイソー手袋は大きめのグローブのインナーにも使えます。右のミトンはスノーボードで使っているもの。これもプロので大人買いします
こんな感じで日常的に手を着くので普通のスノーボード用グローブでは速攻で破れます。雪に擦れるので防水性と滑りの良さを考えるとゴムのミトンが最適。耐久性は抜群ですがそれでも破れてしまうのでシーズン3セットは必要です
滑っている時は動いているのと摩擦熱?で手の冷えは感じません
色々なグローブを使い分けますが限界が・・ここでマジカルアイテム導入!
アマゾンで買った電熱グローブ!手の冷たさが限界に達する前に温めておけば、、と思い購入しました
値段は12,000円ほどしますがその価値あり。充電式で3段階の調節が出来ます。スイッチオンで30秒もかからない内にほんわか
普段は一番低い設定にしています。これで半日は持つ感じ。緊急時はmax温度で急温します
このグローブではリールのハンドルが巻きにくいので釣りをしている間は右手のみ装着。左手はテムレスです。最悪左手はポケットに突っ込んで寒さ回避。右手の充電が切れた時にも役立ちます
このグローブを導入してからは緊急時の素手作業が可能になりました。イソメを付けたりノットを組むくらいのことは素手でやって速攻このグローブに避難です。以前はエンジンを直接触って温めていました。感覚が無いので火傷してるかどうかもわからない始末(^^;
手が暖かく保つことがこれほど防寒に貢献してくれるとは思いませんでした。超おススメ!
グローブが良かったので電熱靴下も購入。これもかなりの威力を発揮してくれました
手先と同様足先の冷えもかなりのもの。今まで足先は感覚が無くなるまで我慢すればOK、で過ごしましていましたがやはり暖かいに越したことはありません
こちらも3段階調節です。バッテリーは真ん中の温度で半日持ちます。グローブほどの即効性はありませんが効果はあるようで家に帰っても足先の感覚があります。4,000円チョイでこれほどの効果ならお安いもの
まとめ
釣りに必要な防寒性能は水と風のシャットアウトを重視。特に防水対策は完璧に!
重ね着(レイヤードシステム)で動きやすさも考える
服の中で温めた空気を逃がさない!首回りの防寒が鍵
素肌を外気に晒さない。作業性と防寒を秤にかけたグローブの選択、濡れる事も考慮して予備を忘れない
こんな所でしょうか。僕は極端に寒さに弱いので鉄壁の防寒対策をとります。ぶっちゃけ暑けりゃ脱げば良いの精神で夏でも長袖を欠かす事はありません
寒さに耐える事ほど無駄な体力消費はありません。逆に言えば完璧な防寒対策をしてしまえば真冬の釣りは快適&魚も釣れるで良いことだらけ
これからの時期は滅多に沖に出られません。逆に出られれば毎日がマジカルデー!波を被ることもあります。先ずは完璧な防水対策とご自分の耐寒性能と相談して快適な装備を整えましょう!