4月25日カレイ調査。今年もやって来ました!カレイちゃんは準備万端
今年に春はシケ続きですね。ようやく出られた25日。豊浦沖のカレイちゃんの様子を伺ってきました
力強い引きを魅せてくれたのはクロガシラ。今時期はまだ抱卵しています。煮つけの王様。数年前はレアキャラでしたがもうレギュラーメンバーですね(^_-)-☆
ガツガツした引きを魅せてくれたのはイシモチ。大型の引きはヒラメ以上。お刺身昆布〆でどうぞ(^^)/
主役のマガレイ。ズシリと手元に乗る重量感は病みつき。勿論美味い!
朝からコンスタントにアタリがあり飽きないくらいに釣れました。但し水温が3~4度とマガレイ釣りにはちょっと低いコンディション。暖かい日が2,3日続けばフィーバー確実
水温が低いから言ってイシモチばかりではなく、スナガレイとカジカも含めバラエティーに富んだ釣れ具合。マガレイ4割といった感じ。コンディションが整えはマガレイ祭りかも!楽しみです
後半潮の関係か少し喰いが落ちたのでドリームビーチへ
船底を塗り直したので久しぶりに満開かけました。快調に回って25ノット前後。普段は13~14ノット巡航なのでちょっとコワイです(^^;
やっぱり居ました!豊浦港前の出れば40通称ドリームビーチ。アタリがあった時の緊張感は他のポイントとは桁違い。心拍数が跳ね上がる!
釣れれば40とは行かなくても良型揃いです。他にもクロや大型イシモチも釣れました
今年もカレイ釣りが出来る事に感謝。この顔を見ると春の訪れを感じます
豊浦は50オーバーが出たり3桁釣れたりするような事はありません。至って普通のカレイ場。とにかく食材確保!な人にはちょっと不向き
しかし秘境エリアでのカレイ釣りは豊浦だけ!美しい景色をバックに緩々とカレイに戯れる・・・。こんな幸せ時間を満喫できる素晴らしいスポット。お勧めです(*´▽`*)
沖ではサクラの便りが届きました。僚船は先週2本上げたのだとか。サクラマスオンリーで出船するには物足りないでソイと並んで狙います。バケでは狙えませんのでジグを用意しておくと思わぬギフトが届くかもしれませんよ
チャーターならサクラオンリーで出船します
シケ続きでどこの船長さんも頭を痛めていることでしょう。予報がコロコロ変わり天候が読めません
今週は金曜日に望みがあります。週末はどちらも満船。来週前半は今の所5月2日にワンチャンあり
フェイスブックのメッセンジャーでも予約承ります。お気軽にご予約お問いあわせお待ちしております(*´∀`)
九州遠征二日目
ヒャッハー!海の写真これしかねーヽ(^。^)ノ
どれだけ疲れていようが釣りとなるとパッとめを覚ます。子供の頃からの習慣
早朝3時にロビーに集合。一人寝坊疑惑があったが間に合ったのでセーフ
船長がホテルまでピックアップに来てくれます。全員分の竿と荷物を積んで港までGO!
今回は遊漁船MANAにお世話になりました。いかつい感じなのにめっちゃ優しい(*´▽`*)
チャーター専門の遊漁船なのでお客様にみっちり付き合ってくれます。美味しいご飯屋さんの紹介や魚の発送手配、最終日には空港まで送迎して下さいました。慣れない土地でこれほど心強いサポートはありません。安心して釣りに集中できます
前日までの大シケから一転、この日はベタ凪予報。船長の提案で五島の先端まで遠征することに。約2時間の移動
ウネリが残る朝のチャンスタイム。開始30分ほどで強烈なバイト!僕ではなく
ヒットはバイクで来られたEさん。只者では無いと思っていたがやはり只者では無い。持っている人にはまるで決まっていたかのようにドラマが起こる
ヒラマサ初挑戦でファーストバイトを見事ヒットに繋げ推定20㎏のトロフィーを獲得。おめでとうございます(^^)/
ヒラマサキャスティングと言えばとにかくラインが太い。標準で8号、それに6号と10号を用意するのがスタンダード。なぜここまで太い糸が必要なのかがよくわかるファイトだった
とにかくドラグはフルロック。船長には「ドラグノブが回らなくなるまで締め込んでから半回転戻し」を指示された。普通はフルロックとは言っても精々手で引っ張って糸が出ない程度に手加減するが、ここでは絶対糸が出ないレベルの文字通りフルロックなのだ
今回のEさんのファイト中にも船長が横からガリガリとドラグを〆にかかっていた。糸が出る=悪の世界
勿論魚の引きも強烈で海に落ちる人も続出だとか。どこかの船では今までに30人ほど落ちたのだとか。その中で最後まで竿を離さなかったのは一人だけだったとも
大物釣りは数あれどかなり特殊なファイトスタイルが強いられるがヒラマサキャスティング
キャッチまでの道筋は針に掛かった魚がパニックになって暴れている状態で寄せるのが唯一の手段。パニックから覚めて泳ぎ出されたらアウト。掛けたら暴れている内に強引に寄せて泳ぐ隙を与えない
なのでファイト時間は短い。計っていないが5分くらいだろうか。マグロなんかと比べると圧倒的に短い。ファイト手順としては雷魚釣りに似ていた。北海道で言えばサケ釣りが近い。
なぜここまで強引なファイトが必要なのか?
ヒラマサは泳ぎ出したら根に突っ込むと言われている。とは言え~なんて思うが現地に行って納得
魚が根に潜る潜らないに関わらず、掛けた魚が泳いでしまえばラインが勝手に根に触れてしまうような浅瀬の岩場がヒラマサのポイント。そんな瀬に向かってルアーを投げているわけだ。水深10m以下とかザラ。どこで掛かるかわからない
だからと言って岸ギリギリでやってる訳では無い。ここ五島のポイントは見える陸地は遥か遠くに霞む島だけのような完全なる沖。なのに水深10mを切るような浅瀬が点在している
岸際であれば泳ぐにしても限度があるが沖の瀬であれば魚はどこまでも泳いで行ける。瀬を超えて向こうの深場に向かわれれば糸が何号だろうがアウト
イメージとしては魚を掛けた場所から動かさない(パニクって暴れているだけ)でファイトして船が流れて寄る分だけ糸を回収。船が魚を追いこすと今度は船で魚を引っ張る形になるので有利が取れる。泳げずに暴れていれば酸欠になるもの早く短時間で浮かせられる。後は暴れている魚をアミで掬ってフィニッシュ
勿論この限りではなくもっと強引に寄せなければならない場面もあるだろうし止めきれずに泳ぎ出してしまう場面もあるだろう。いくらこちらが頑張っても負けてしまう事もあるはず。そんな経験を積んだ釣り人が導き出した答えがフルロックでガチ勝負。自由に泳がせてしまってはキャッチ率が大きく下がるのは間違いないようだ
ヒラマサに限らず大抵の魚は針に掛かると パニクって大暴れ→泳いで逃げようとする→最後に暴れるがセット
他の魚でも至近距離で掛けた際には暴れている内に引っこ抜くとか自分が下がって陸に転がす、タモですくい上げるのがキャッチのコツ。至近距離で泳ぐのを待っているとバラす確立が上がる
遠くで掛けるならパニックから覚めるのを待って自分の方に泳がせてくるのが正解。魚が泳ぐスピード以上にリールを巻く(ゴリ巻き)はダサい
しかしマグロでヒラマサのようなファイトをするのは無理がある。あの魚は掛けた瞬間から猛ダッシュ。パニックになるとまず泳ぐ
これを強引にビタ止めすると真横や手前に走ってしまう。結果ブレイクやバラしに繋がる
昨年ヒラマサの練習のつもりでフルドラグを試してみたがえらい目にあった。縦にに走っているのを強引にドラグで止めたらその勢いのまま横に走り出した。バレた?なんて思っていると弛んだ糸が勢いよく張った途端に引き倒された
これは手順が間違っていたのが原因。掛けて走られてからドラグを〆て止めるのではなく、最初から糸が出ない設定にしなくてはならなかった。しかしどんなサイズが掛かるかわからないマグロ相手にドラグガチ〆でルアーを投げる勇気は無い。もし100㎏オーバーが喰ってしまえばラインが飛ぶか道具を持っていかれるだろう
やはりマグロは弱めのドラグ設定から初めて泳がせながらプレッシャーをかけて弱らせる長時間ファイトが向いている
20㎏で盛り上がった朝マズメ。自然と期待は高まる
船を6.70mに着けたかと思えば20m~15m~7mとのコールが入る。海中にある断崖絶壁に向かって船が流れて行く
海の透明度はいいとこ噴火湾くらい。しかし10mを切ってくるとボトムが見えてくる。こんな海のど真ん中で。北海道には無い不思議な感覚
朝のチャンスタイムには何度かチェイスはあったが誰のルアーにも魚は襲って来ない
肌感で時合いが過ぎていくのを悟るがいつ出るかわからないのが釣り。大型魚なら尚更だ。ひたすら100gもある棒をぶん投げる
途中休憩がてらタイラバ落とす人も。まぁこれが正解なんだろうけど僕と牛くんは投げ続ける
タイラバを落とすと結構な頻度でアタリがある。大概はフエフキダイ。現地ではギスカジカ的存在。そんな通称ピーピーと戯れているとグッドなアコウが上がった
時間は過ぎてもうお昼。そろそろ上がりかな?なんて思いながらこの一投で30㎏オーバーが掛かると念じて全力で投げる
しかし一向に終わらない。潮の動き出しまでやるのかな?これはチャンス!投げる手に力が入る
そろそろ日が傾き出した。ポイント移動も港方面。ラストチャンス!この日最大飛距離を狙って投げ続ける
鳥山を追いかけボイルを探し全力で投げ続けるが反応は得られない。肩が外れそうになるまで投げ続ける
そんないつ終わるとも知れない時間を過ごして気が付けばもう夕暮れ。ラストひと流しにチャンスは訪れたが惜しくもノーバイト。早朝3時出港だったのに港に着いた時には辺りは暗い。16時間の長い長い戦いだった
どうもIさんと船長で話し合いがあり、翌日の天候が悪く出船できなそうだからその分の時間も今日やっちゃう?的な事が決まっていた。そう言われれば昼過ぎくらいにそんな様な事を言われたような・・・。その時はかなり疲れが溜まっていて正確な情報として聞けておらず、もうチョイ延長するから~くらいの話だと判断していた
MANAさんはチャーター一日の時間が8時間。今回は3日間お願いしていたので24時間の実釣時間が僕たちに与えられていた。その24時間を3日間でどう割り振るのかは船長の提案とゲストの都合で決定する。シケや帰りの飛行機の時間などを考慮したフレキシブルなシステム
今回は2日分を一日にまとめてしまう作戦。船長も初めてだと言っていた
終了の時間を把握せずに全力で投げ続けた僕と牛くん。丸一日ノーバイトで心が折れ、それ以上に身体が悲鳴を上げた
結局朝の20㎏以降全員ノーバイト。しかしチャンスはあった。僕のルアーを2回くらい見に来てくれた。きっと投げた沖では何度かルアーを見に来てくれたに違いない
しかしバイトやアタックといった軽い接触すら無いまま乗船初日にして二日分完封と言う結構心に来る現実を突きつけられた
帰りにIさんがタイラバで仕留めたアコウとグレとピーピーを料理屋さんに預けて最終日の楽しみとした。船長が釣ってきた魚を料理してくれるお店を紹介してくれたのだ。こんな心遣いが離島遠征に来たことを実感する
翌日はオフ。HP残量はほぼゼロだったが飲みに出た。疲れた身体にはビールが効く。お好み焼きと卵焼きがめっちゃ旨かった
次回遠征三日目は五島散策。お散歩は竿を持って。オッサン4名でウロウロした話