6月3日ヒラメ。エンガワ食べ隊今年も豊浦へ。型数共に文句無し。MAX70、ロクマルも
毎年豊浦に来てくれるボード仲間のエンガワ食べ隊。今回は5名の隊員で訪れてくれました
ここ最近の釣果から安心感はゼロ。風も北西ながらかなり強くなる予報。全力万全で挑みました
朝は良い凪。毎年来てくれますが釣りは年イチ。しかもヒラメしか釣った事の無いビギナーだかベテランだかわからない微妙なメンバー。道具チェックも兼ねて近場からスタート
開始早々のりさんにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!今日の仕事の半分終了(笑)
続いてミーコにもキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
しかも連発!
ジャンケンクイーン久美子にもキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ほぼ同時に笹にぃもキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
やーまだにもキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!これで全員安打!
ワカサギリグのIさんロクマルキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!これで型物もゲット!
開始一時間半で仕事の大半が終了。これで勝負が打てる!
久美子は釣具屋さんで何となく買ってきたイワシでチャレンジ。よく釣れていました
が、久美子は餌が付けられない。船長が手を離せない間は驚異のコミュ力を発揮してIさんに餌つけて貰っていました(笑)Iさんありがとうございました(^^)/
やーまだはマイタックル持参。この日の為に揃えたんだとか。しかも餌は某ホー〇ムラのプレミアム大女子。50クラスを多数揃えていました
当たり前のように万全の準備を整える。これは個人の性格なんでしょうね
ホウムラさんの餌は大人気で簡単には手に入りません。年一回のワンチャンスに張り込むチップとしては最高の物。とは言えそんな事を知らないやーまだが準備出来たのは事前準備の習慣があるからでしょう。見習わなければ
ここでお祭りがフェスティバる!!
確かのりさんのビッグが引き金で船中連続ヒット!タモ入れ針外しをしている間にどんどんヒット!写真を撮ってる間にも前で3枚ヒット!ヒラメが船を叩くバタバタが鳴りやみません
風の吹き始め、緩々と船が漂っている時の出来事。船のボルテージは最高潮!
祭りに乗り遅れた笹にぃも良型ヒット!
この間も絶え間なく誰かが掛けていました。のりさんはサイズに関係なくなんでもリリースしていました(^^;
ここでビッグヒット!!
Tさんナナマルキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!昨年のロクマルに続き型物ゲット!
ここの所必至で探し回っていた大型のメス個体ようやく発見。ようやく姿が見れた~(*´▽`*)
シーズン序盤はオスが先に岸寄りします。同時にメスも入ってくる年もありますが今年は昨年に続き別行動の様子
開幕セールに浮かれているとメスの動向を見逃してしまいます。毎日少しづつ探していますがなかなか出会えませんでした。やっと出会えたビッグワン!少し動向が見えてきました
また大型はレギュラーサイズと少し違うアプローチをしないと出会えません。普通に良く釣れる釣り方をしていると良型止まり。ちょこっと変わった釣りをする人にポロっとデカイのが入ります
僕の場合、ナナマル以上はルアーでは数多く獲ってますがバケで獲ったのは確か1,2枚。釣りのリズムが良く釣れる釣り方に特化してしまっているようです
めちゃくちゃ良く釣るお客様も同じ傾向があるようです。この日のIさんも普段からめちゃくちゃ良く釣るんですが大型遭遇率は低め。昨年「ようやくマジカルでナナマル出たと」言っていたのに驚いた覚えがあります
変わった釣り方をしている人は意識的に見逃しています。変わったと言うか可能性を感じる釣り方ですね
今回Tさんはかなり頻繁に棚を変えて釣っていました。魚探でチェックしていたので気が付いたんですがバケが上にいったりベタ底叩いたり。昨年も中型止まりの流れの中、同様の釣り方でロクマル獲っています。またベタ底パターンの発見者でもあります
だからと言って誰もが実践できるものではありません。何時間もやり続けるバケの釣り。自分のリズムが崩れるとやり切れません。ナチュラルにボール球を振れる人に大型の確立が高まる、程度のお話。普通に釣っていても掛かる時は掛かります。海なんて潮風ひとつ。釣れなきゃ潮のせいにすればええんやで~ヽ(^。^)ノ
その後もボコっていましたがとうとう強風到達。耐えきれずにシーアンカーを入れるほど。それでも釣れましたが潮止まりと共にストップ。港に引き返しました
暴れるヒラメと久美子。初年度マジカルパニックでボコった時を思い出します
ラストマジカルヒットはのりさん。カワイイサイズでフィニッシュ。想定していた中で最高の結果となりました
港に引き返してそのまま午後便。こりゃ勝ったな( ̄▽ ̄)
次回に続く
レンタルタックルとリールのラインの巻き方
今回エンガワ食べ隊に当てがったタックル。竿、リール、ライン、仕掛けまで全て新品。僕の並々ならぬ意気込みが伝わるでしょうか
レンタルのお客様が良い釣果を上げるのは常連のお客様は皆さんご存じだと思います。ある意味身に染みて、と言っても言い過ぎでな無い?
僕は不思議だなんて思ってません。良く釣れるように道具を組んで良く釣れるようにレクチャーしているから。後はお客様の引きの強さにかかっています
ドラクエなどのロールプレイングゲームではモンスターと戦ってお金を稼ぎ、少しづつ装備を整えて戦いに挑みます
ゲームでは値段やレア度によって装備の強さが決まります。数値も見えるので最強装備は簡単にわかります。しかし釣り道具はそうはいきません。いくら高価でレアなタックルでも釣りに合ってなければ役に立ちません
また竿リールラインなどのバランスが合っていないとこれまた役立たず。このバランスが一番重要。これが見極められるかどうかが道具選びの鍵になります
特にバケの釣りははバランス命。ベストセッティングのタックルならバケを沈めて竿を振るだけで魚が掛かります
アタリがあったら竿を止めるとか勿論アワセの概念も知らない女性ビギナーがジギングスタイルでバシバシヒラメを掛けるんです。経験値の無いプレイヤーが適当に武器(竿)を振るだけでバタバタ敵を倒せるなんてチートアイテムと言っても言い過ぎでは無いでしょう
タックルバランスを追求してあるレンタルタックル。言ってしまえばゲーム開始直後に最強装備を手にしているようなもの。これは経験値では到底埋められない差になる事もしばしば。ベテラン勢が必至になっている姿は毎度の光景です
いつも言っていますが仕掛けは鮮度が命
レンタルタックルの仕掛けは必ず僕のチェックが入ります。針先は勿論ハリスのヨレ具合も必ずチェック。適合しない仕掛けは新品に取り替えます
なかなか自覚し辛い部分ではありますが新品の仕掛けは驚くほど良く釣れます。そして釣れればそれだけ鮮度が下がり釣れなくなります
ウチの仕掛けは最速で一枚目に辿り着くチートアイテム。しかし耐久性無視で鮮度低下は著しく早いです。明確な基準はありませんが概ね10枚が限度。それ以上は見た目大丈夫でも仕掛けとしては50点。そこらの市販品程度の性能しか発揮しません
毎度レンタルの竿やバケの色選びは自由にやってもらっています。これだ!ってモノを使うほうが釣れる気しますもんね。しかし性別や性格のわかっているお客様には意図的に選んでもらっています。ベストセッティングは個人個人違うからです
今回はバッチリ決まりました。特にのりさん、クミコミーコはバチ決まり。これほど痛快な事はありません
とは言えこちらが全力を尽くしても相手は自然。この流れで爆裂デーを引き当てたのはエンガワ食べ隊の引きの強さ。そこにちょこっと餌を含めチートアイテムを投入したに過ぎません。船長に出来る事なんでそんな程度です
今回はシマノのゲンプウ200PGとダイワのプリード150Hを3台づつ。アブのはやめました
ゲンプウはライン満タン、プリードはちょい少な目。ハンドル2回転で丁度良い棚に
共にドラグはカス性能ですが最低限の使用には耐えます。運が良い個体ならば2年くらいは活躍してくれるでしょう
ラインはダイワのそこそこの物。ライン負担の大きいバケには良いラインを。3号がベスト。リーダーは14号です
毎度おなじみワンダーショット。50号も3本用意してあります
今回は全部のガイドをチェックしました。ガイド傷のエラー品はありませんでしたが使用に際して新品6本中2本のロッドでガイドリング脱落のエラーがありました。ブランクは最高なんですけどねぇ(^^;
ついでなのでリールにラインを巻く工程でも
たまにリールを買ったばかり、ラインを巻き替えたばかりなのにラインが巻けない!なんて言い出すお客様がいます。大抵お店で巻いて貰ったと言うんですよね。。店員さん、ちゃんと巻かないとお客様を困らせますよ?
ベイトリールにラインを巻く時は最初にここまでバラします。最近のリールであればワンタッチで分解できます
で、ラインをこのように通してスプールに縛るんですが縛り方が重要
先ずは大き目の輪っかににしてユニノット。今回は下巻きに太目の8号を使ったので巻き数少な目
因みに僕はスプール一杯にラインが巻いてないと許せない派。一旦巻きたいラインを巻き込んで足りない分の下巻きを入れて満タンに調整してから糸を全部抜き取ってそれをひっくり返して巻きます。めちゃくちゃ面倒ですが許せないものは許せない。同じリールを2台同時にやる時は少し手間が省けます
結び目が動く程度にギュっと締め付けます。ここで出来た輪っか向きに注目。メインと端糸の位置関係をよく見て下さい
輪っかをスプールに3~5周か巻き付けてから結び目をヅラして締め込みます。この時輪っかの向きが逆になるとスプールの中でラインが滑ります。結び目のメインライン側が巻き取り方向と逆にくるように・・で合ってる?言葉では難しい。しかし締め込んでみれば合ってるかどうかわかります
全力で締め込んでから端糸を切ります。始めに切ってしまうと結び目が滑って解けてしまいます
もう一度全体図。位置関係把握できました?スプールを本体に戻す時にラインを挟まないように。特にキャスティング用のリールはスプールエッジが鋭利になっていて簡単に傷つきます。結び目をギアボックス側に寄せておくのがコツ
結び目が締め込まれる方向に巻き取り方向を持ってくる事が重要です。以前はPEを巻く時は下巻きにナイロンを数メーター入れていましたが最近は面倒で直に巻くことが多いです。ナイロンなら簡単に滑らないので結び目の方向を気にしなくても平気ですがPE直の場合は滑らない工夫が必要です
PENNなんかはスプールにゴムが張ってあったような気がします。オシアジガーは結び目に貼る滑り止めシールが付属されていたような。大昔のリールにはそこに結べと言わんばかりにスプールに突起が生えていてました
最近リールを取り出したらすぐに箱を捨ててしまうのでトリセツも読んでいませんが、PE全盛の今のリールのトリセツには何か書いてあるのかもしれません。しかし釣具屋の店員でもキチンとしたラインの巻き方を知らなかったりする事に驚き
一旦滑ってしまえばどうすることも出来ません。乗り合い船でラインが巻き取れないなんて恐怖以外何物でもありません。それが魚が掛かった時だったら・・・
もしそんな事件に出くわしたら取り合えず船長に相談しましょう。オモリつけてドボンと落として船で引っ張り糸を全部出せばテープ貼るなり結び変えるなりして対応できます
例え面倒でも大事な部分は他人には任せらない部分だと思います。一度覚えてしまえば簡単。自分でラインの巻替えが出来ます。高速リサイクラー等があればラインを前後ひっくり返して使うことも出来るので経済的
糸巻は大切なはじめの一歩。他人任せだった人も自分で出来るようになってみませんか?